子どもに漫画を読ませるメリットはある?

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子どもに漫画を与えると、勉強をしなくなるのではないかと考える親御さんは多いですよね。
たしかに、子どもには純粋で素直な面があるため、漫画やゲームなどの幻想の世界に夢中になるあまり、他のことに注意を払えなくなるといった悪影響もあるかもしれません。

でも、それとは別に子どもに漫画を読ませることにはメリットもあるということをご存じでしょうか?
今回は、子どもに漫画を読ませることで期待できるメリットについてご紹介します。

職業や専門分野に興味を持つきっかけとなる

漫画の中には、医療やスポーツ、芸術など多方面にわたる職業や技能を持った人物をテーマに描かれているものが数多くあります。

バスケットボール選手の苦労や成功を描いた漫画を読んで、バスケットボールに興味を持ち「いずれは選手になりたい」という夢を抱く子どもは少なくありません。

もちろん、漫画はあくまでも興味を持つきっかけに過ぎません。
実際に習い事などを通じて興味を持たせる方が有益だという考え方もあるでしょう。
でも、習い事だけでは補いにくい分野もあります。

また、漫画の中で描かれるのは良い人々ばかりではありません。
悪い人物像や、そんな人物に対してどんな工夫をして相対するのかなど、自分では思いもよらなかったアイデアを得るきっかけになることもあります。

絵と文字の組み合わせが脳を育てる

漫画の絵とふきだしの中の文字の関係は、漢字の訓読みのルビとの関係によく似ています。
右脳で直感的に絵を理解し、左脳でセリフの意味を論理的に理解するという構造は、日本人の脳に馴染みやすいと考える研究者もいます。

漫画を読むことは絵を見るだけでなく、文字を読む訓練になります。
特に小さな子ども向けの漫画の場合、難しい漢字にはルビがふってあることが多いものです。

絵を見るだけでは想像力は養われないと思われるかもしれませんが、多くの漫画には「直接描かれない部分」が存在します。

漫画の主人公はさまざまなことを経験し、時には失敗します。
多くの苦難を乗り越え、やがて成功する展開は珍しくないですが、その成功の影で涙をのんで敗れ去る別の人物が描かれていることがあります。
たとえその人物の内面については描かれていなかったとしても、思いを巡らせるはずです。

漫画を読むことは、描かれない部分に対する想像力を働かせる訓練にもなっているのです。

作者の意図や意志をくみ取ることができるようになる

どんな漫画にも作者が存在します。
作者について思いを馳せることは、その作品がどういった理念のもとに作られたものなのかを考えるきっかけをくれます。
漫画作品の多くは、その作品を作った人間そのものなのです。

漫画だけに留まらない話ですが、作品を読むということは単にその作品を楽しむだけでなく、物語を通じて作者の考えや人生観を知るということです。
作品を読むことで、それを作った人の経験や知識そのものを共有することにもつながります。

漫画はくだらないものだと思われる人もいるかもしれませんが、相手にしているのは紙に描いた絵や文字だけでなく、それを作った人間そのものなのだということを忘れてはいけません。

頭ごなしに良くないものだと決めつけるのではなく、子どもの成長に上手に活かせるよう、親が導いてあげるようにしたいものです。

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