脱ゆとりが目指すものが学校に与える影響とは?

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2002年に改訂された学習指導要領により「ゆとり教育」が導入されました。
しかし様々な問題により、約10年後の2011年には「脱ゆとり」を目指した学習指導要領に再改訂され現在に至っています。

ゆとり教育から脱ゆとりに変わった今、学校はどんな影響を受けているのでしょうか。

教師に時間的・精神的な負担がかかる?

脱ゆとりを導入してからは、ゆとり教育の時期に比べ週に数時間学習時間が増えています。
この増えた学習時間は周りから見ると「たったそれだけ?」に思えるかもしれません。

しかし、授業の準備をする教師には大きな負担となってのしかかっています。
数時間分増えた授業の準備の為に教師はプライベートな時間を奪われます。
これは想像するよりはるかにきつく、身体的にも精神的にも負担を感じます。

昨今、メンタルダウンする教師のなかには、脱ゆとりの影響により大きな負担を感じているのが原因という人もいるそうです。

子どもの学力に大きな差が生じる?

子どもにとって授業時間が増えることは「短時間で覚えることが増える」ということです。

なんでも卒なくこなせる子どもにとっては短時間で多くのことを吸収できるメリットがありますが、マイペースな子にとっては覚えられないことがどんどん増えてしまうデメリットがあります。

このように子どもによって脱ゆとりをどう感じるかに差が生じ、それが結果的に学力の差となって現れる場合もあるでしょう。
勉強についていけない子が教師に説明を委ねても、忙しい教師はなかなか親身になることができません。

勉強の不得意に関しては少なからず個人差がでるもの。
脱ゆとりの波が子どもにとって大きな負担となる可能性は十分にあります。
本人の能力だけにゆだねるのではなく、子どもが教育に触れる環境を親が早くから作ってあげることも対策のひとつとして有効かもしれません。

子どもの運動能力に影響が出る?

脱ゆとりが目指す学力向上を達成するために、非常にタイトなカリキュラムが組まれています。

しかし、台風による休校、インフルエンザによる学級閉鎖などがあればこのカリキュラムに遅れが生じてしまいます。

この遅れを埋めるために犠牲になるのが体育の時間や放課後の時間です。
こうして子どもが運動する時間が自然と奪われていることにより、子どもの運動能力低下のリスクが生じます。
運動能力の低下は、学校教育にとっても、子ども達の成長にとっても、悪影響となります。

脱ゆとりが目指す目標は日本の未来にとってとても重要な内容かもしれません。
しかし、実際の現場である学校では様々な問題が生じています。
学校や親がこの問題にしっかりと目を向け、どのように対策をしていくのかが次の課題となってくるでしょう。

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