子どもに哲学を考えさせる? 考える力と伝える力を養う「子ども哲学」

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子どもが自立した人間に成長するためには学力教育だけでなく、心の教育も欠かせません。
心を育む情操教育では芸術やボランティアなどさまざまなものがありますが、世界の幼児教育現場で注目されている方法が「子ども哲学」です。一見難しそうなこの教育法は、どのように進めていけばよいのでしょうか? 
今回は、子どもの考える力や話し合う力を養う「子ども哲学」の特徴やメリット、注意点をご紹介します。

子どもに哲学を考えさせる? 考える力と伝える力を養う「子ども哲学」

子どもの考える力を伸ばす「子ども哲学」の特徴

●「子ども哲学」とは? 
「子ども哲学」は、子どもたちの疑問についてともに考え、対話する哲学教育です。
アメリカやフランスでは教育現場で実践されているケースが多く、日本でも導入している保育園が見られるようになりました。保護者や教員を相手に考えを深める方法や、子どもたち同士でディスカッションをする場を設けるなど、人数を問わず実践することができます。

●子どもに難しい哲学は早すぎる? 
「哲学」という難しい勉強は、幼児教育では早すぎると思われるかもしれません。しかし「子ども哲学」は、考えることや議論する力を伸ばす情操教育です。
子ども哲学で扱うテーマも、子どもたちの日常生活の中で感じる疑問を対象としています。フランスでは4歳ほどの子どもたちが愛や死生観について考え、クラスで議論しているケースもあるようです。

子ども哲学で育まれる2つの力

●日常の疑問や人の気持ちを想像する「考える力」
子ども哲学は、自分が考えていることを言葉にする、「考える力」を養います。
あるテーマについて考えるには、こうすればこうなる、という論理的な筋道を立てる必要があります。子どもの交友関係や他人の気持ちについて深く考える教育は、他人を思いやる道徳教育としての役割もあると言えます。

●他人の異なる意見を取り入れる「話し合う力」
子ども哲学では、自分の意見を「考える力」だけでなく、その内容について「話し合う力」も養うことができます。
自分の考えをまとめ、相手が理解できるように伝え、相手の意見を受け入れるという力は、最近の教育でも重要視されているコミュニケーション力そのものです。

子ども哲学を実施するときの注意点

●テーマの脱線は子どもが成長している証拠 話し合いが進むと、元のテーマから脱線してしまうこともあるでしょう。
しかし子ども哲学ではテーマが変化していくことは脱線ではなく、発展だと言えます。テーマの発展は、子どもがひとつの物事を深く考えたり、他人からアイデアを受け取った証拠だと言えます。考える力を鍛えるという意味では、むしろ積極的にテーマを広げても良いでしょう。

●自由に発言できる「子ども哲学」の環境づくり
子ども哲学を実践するときは、「自由に発言できる環境」を保つことが大切です。
クラスで子ども哲学のディスカッションの場を設けるときは、子どもたち同士の意見の対立に注意しましょう。せっかく子ども自身が考えて言葉にした発想が攻撃されてしまうと、話し合うこと自体にネガティブな印象を持ってしまいます。
もし子どもの発言が道徳的に間違っていると感じても頭ごなしに否定してはいけません。
「間違った発想」や「言ってはいけないこと」というタブーを設けず、他人が受ける印象やモラルを守るべき理由に導いてあげましょう。

今回ご紹介した子ども哲学には「どこからが哲学」といった線引きは一切ありません。注意点やポイントを押えておけば、簡単に始めることができる教育法です。子どもの考える力を伸ばすためにも、毎日の会話で取り入れてみてはいかがでしょうか?

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