「アドラー心理学」を育児に応用する方法

FacebookTwitterGoogle+HatenaLine

「嫌われる勇気」という書籍も広まったことから「アドラー心理学」に関して興味を持つようになった方もいらっしゃることでしょう。このアドラー心理学を子育てに応用することで、子どものパフォーマンスを高めることができます。
今回はこのアドラー心理学を応用した育児法をご紹介します。

そもそもアドラー心理学とは

アドラー心理学は、オーストラリアの精神科医であり、心理学者でもあったアルフレッド・アドラーが生み出した「個人心理学」のことを指します。
アドラー心理学では「原因より目的」「過去より現在」という考え方をするのが特徴です。「なぜ今のような状況になるのか」ではなく、「どうやって現状を変えようか」というポジティブな心理学だと言えます。
前述した通り、この考え方は育児にも応用することが可能です。

「課題の分離」を子育てに生かす

アドラー心理学の中でも「課題の分離」を効果的に使うことで、子どもの成績を高めることにつながります。
「課題の分離」とは、その問題は「誰の課題なのか?」を明確化させ、もしその課題の所有者が他者であった場合、その課題には一切介入しないというスタンスが大切だということです。
例えばもし大学受験を控えた受験生が一切勉強をしなかった場合、最も被害を受けるのは誰でしょうか? これは親ではなく大学に行くことができない「受験生」であるはずです。
確かに親は学費を出している立場なので金銭的な被害を受けることはあるかと思いますが、受験生本人にとっては1年間という浪人の期間を経験しなければ大学には進学することができないわけですから、最も大きな被害を受けることになります。

この「課題の分離」に関する線引きが明確でないと、親は「勉強しないと合格できないよ」「勉強しないと良い将来が待っていないよ」という言葉を過剰に使ってしまいがちです。
しかし本来勉強することの重要性を一番理解しているのは受験生本人であるべきで、勉強をしないリスクを本当の意味で知った時に、本格的に勉強を始めるようになります。
したがって例え家族であったとしても、課題を抱えている方に対して介入することは極力避けるべきだ、ということが「課題の分離」なのです。

失敗の恐怖に打ち勝つことで「成長」が見える

アドラー心理学では「失敗すること」に肯定的です。
「間違っても良い」「嫌われても良い」という考え方であれば、挑戦することへのハードルが下がります。
大切なのは失敗から立ち直る心を養うこと。アドラー心理学の根本は「原因より目的」です。失敗に恐れを抱くと、「目的」が二の次になります。何よりも目的を重視することで前向きな人生へとつながっていきます。
育児に失敗はつきものですが、多くの親は「親としてしっかりしなければ」「良い子に育てなければ」と思うあまり、子どもに「失敗のない人生」を歩ませようとしてしまいがちです。
しかし、アドラーは失敗からでしか人は成長しないという言葉を残しています。
親として大切なのは子どもの前向きな姿勢に寄り添うこと。そのためには親も挑戦する心を持ち続けることが大切です。育児に悩む親に向けた、アドラーからのメッセージかもしれませんね。

子どもは少しずつ成長していき自我が養われていきます。それにつれて「子どもの問題は親の問題」という考え方から卒業していくことが大切です。例えば幼児教室に通わせるなどして、子どもの自主性を養わせながら、少しずつ子離れをしていくことも考えておきましょう。子どもに過剰に介入しすぎず、それでいて放任しない距離感こそが、子どもの成長を高める鍵となるのです。

FacebookTwitterGoogle+HatenaLine
  • ニュースとイベント
  • GYMBO friends