現代の子どもに欠けている? 道徳が教科化される理由とは

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現在、小中学校で週に一度行われている「道徳の時間」。
実は正式な教科ではないために、教科書なども存在せず学校によって内容にばらつきがあったり、時間が十分に取れないところもあるのが現状です。

安倍内閣は経済再生と並んで教育再生を目標に掲げており、道徳教育もまたその課題の一つとして取り上げられていました。

なぜ道徳が教科化される必要があるのでしょうか?

戦前にはあった道徳教科

戦前の日本には道徳に相当する修身という教科がありました。
努力、親孝行、公益、正直といった内容を偉人や有名人の言葉やエピソードを交えて子どもに教えていましたが、終戦後、軍国主義教育をするものだとしてGHQによって廃止されました。

しかし、理性ある人間を育てるものとして、1950年代に復活。
道徳が現在と同じ位置づけになったのは1958年のことですが、修身のように教科とはなりませんでした。

教科にならなった理由は、道徳教育が心の問題であることから他の教科のように採点が難しいことが理由となっています。

道徳が教科化される背景

長く教科ではなかった道徳が、どうして今になって教科化される動きが出てきたのでしょうか。
きっかけは2011年に大津で起きたいじめ自殺事件にあります。
そのほかにも重大な少年犯罪が増えてきていたこともあり、安倍内閣はいじめ対策の一つとして、道徳を強化に位置付けることを決定しました。

大学生に道徳で記憶に残っている内容について調査したところ、6割が白紙回答をしたというアンケート調査もあることから、現在の道徳は本来の役割を果たしていないことがうかがえます。
道徳が本来の機能を取り戻すために、道徳を授業数や内容が確保された教科に格上げし、平成30年度の実施を目指すことにしたのです。

教科化の課題

道徳を教科化するにあたり、課題もあります。
まず道徳は心の内面に働きかけるものであるため、評価がしづらいという点があります。

今まで道徳が正式な教科にならなかったのはこの点を危惧したためであり、今回も数値での評価は適切ではないという意見が有識者による委員からも多く出ました。

また、今までは教師が複数の副読本から必要だと思うものを選んだり、独自に教材を作ることができました。
しかし、正式な教科となると検定教科書の中からしか教材を選ぶことができなくなる、子どもが多様な考えを持つことができなくなるのではないかという指摘や、教師から評価されるために先生の前でだけ「いい子」を演じる子どもが出てくることを懸念する声も上がりました。

検定教科書での道徳は平成30年度から実施される予定ですが、それまでは現在使われている「こころのノート」を使っての道徳教育が行われることになっています。

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